コーチングセンス抜群の社長さん

 今日の午前中は、某会社の社長さん、総務の責任者の方、会計事務所の担当者の方が、うちの事務所にいらしてくださいました。初めてお目にかかる方たちばかりでした。

 とてもフレンドリーな皆さんで、和やかにお話をうかがうことができたのですが、社長さんのお話の中で「なるほどー」と思うことがいくつもあたので、3つほどここに書かせていただくことにしました。

 

①従業員の要望に対する対応

   従業員から、「休日を増やしてほしい」という要望が出ているそうです。

   働く立場としては休みが多いほうが良い、だから社長に頼んでみる、これはよくあることだと思います。

   でも、ストレートに「休みを増やしてほしい」言われたとき、皆さんだったらどんな対応をされるでしょうか。

      ・「無理だ!」と一蹴

         →社員は今後、社長に言いたいことも言えなくなってしまうかもしれません

      ・「考えておくよ」と、その場を収める

         →「うちの社長は何も動いてくれない」と、不満がたまるかもしれません

  こんな対応が多いのではないでしょうか。

  ところが今日お目にかかった社長さんは、その従業員にこうおっしゃったそうです。

  「どうしたら休みが増やせるか、考えてみて」

          →コーチングセンス抜群!

  従業員がら要望があったものについて、どうしたらできるかを従業員自身に考えさせる→業務改善につなげる・・・もっとやられても良いことだと思います。

 

 ②従業員の名札

  社長に声をかけられると、従業員としてはとてもうれしいもの。

  今日の社長さん、従業員に声をかけるときに名前も呼びたいけれど名前がわからなかったそうです。そこで改めてみんなに「名札」をつけてもらうことにしたというのです。「名前がわからないから仕方ない」に終わらせず、名前がわかるようにする。実行力のある社長さんだなーと、感心しました。

 

③面接

 「従業員と面接をはじめた」というお言葉を聞き、「面接コンサルタント」の私としては、とっても興味をひかれました。「どんな風にやっていらっしゃるんですか?」とうかがうと、「一人2時間、1日4人しかできないし、すごく疲れる」とのこと。従業員さんが50名どころではない会社なので、これは疲れますよねー。それにしても、すごいエネルギーと意欲!「相手の意見を聞いてますよ」とのお返事に(ちょっとのぞいてみたいなー)と思った私でした。

 

いろいろな方から、毎日多くのことを学ばせていただいただき、とても幸せなことだと思っています。

皆様に感謝!です。