2026年4月から在職老齢年金が変わります

2026年4月から、働きながら年金を受け取る人に適用される「在職老齢年金制度」が見直されます。
まず押さえたいのが、この制度の中心となる「基準額」という考え方です。

■基準額とは?

在職老齢年金では、
会社から出る報酬額(+賞与を12分割した額)と老齢厚生年金(基礎年金は含まない)の合計が、
国が定める「基準額」を超えるかどうかで年金が調整されます。

たとえば基準額が51万円なら、
・賃金+年金 = 51万円以下 → 年金はそのまま
・賃金+年金 = 51万円を超える → 一部または全部が支給停止
というイメージです。

つまり、基準額は「どこまでなら年金が減らないか」を判断する“ライン”です。

■全額支給停止になる人もいます

年金の支給停止額が、老齢厚生年金の月額を超える場合、
老齢厚生年金が全額支給停止になることもあります。
※停止されるのは老齢厚生年金だけで、老齢基礎年金は影響を受けません。

■今回の改正で何が変わる?

2026年4月から、この基準額が
51万円 → 65万円へ引き上げられます。

基準額が高くなるということは、
「以前よりも年金が停止されにくくなる」
ということ。働く方にとって、年金の調整を気にせずに働きやすくなる制度改正です。

高齢者も活躍する昨今、今後の働き方を考えるうえで、
ぜひ知っておきたい改正ポイントです。