メンタルヘルス・・・社員さんの心のケア・・・「早めの対応」とは?
昨日は、精神保健福祉士の高橋さんのところへおじゃまして、あれこれやり取りをさせていただきました。
高橋さんは、企業に出向いて社員さんのカウンセリングをしたり、ご自分の事務所でうつ病をはじめとする心の病に苦しんでいらっしゃる方をサポートされている方です。
「会社の中で、この人この頃ちょっとおかしいな、って感じたら、どうしたらいいんでしょうか?」
「 そうですね。早めに声をかけてあげることが大切ですね。」
「声をかけるって、なんて言えばいいんでしょう、そんな時」
「『この頃どお?』」なんか、いいと思いますよ。」
「他には?」
「たとえば遅刻が増えているんだったら、『最近眠れてる?』とか」
「そうですね。じゃあ、これはやっぱり見過ごせない、くらいまでいっていたら?」
「やはり、早めにお医者さんに診ていただいたほうがいいですね。」
「でも、そういう方って、『大丈夫です』って言って、お医者さんに行きたがらないんじゃあないですか?」
「ええ。そうなんです。」
「でしょ?じゃあどうすればいいんでしょう。それに病院っていっても、内科あたりじゃあ心の不調はわからないでしょうし。」
「確かに。例えば『○○精神科行ってみたら』って言うと抵抗が大きいと思いますので、「心療内科」や、「△△クリニック」を勧めるのがいいですよ」
「あ、そのほうが抵抗がなさそうですね。じゃあ、浜松周辺だったら、具体的にどんな病院がおススメなんでしょうか?
・・・・続く
社員が具合が悪いと訴えている。また、本人は何も言わないけれど、どうも様子がおかしい。企業におじゃますると、よくこんなお話をうかがいます。
そしてまた、今具合の悪い方がいらっしゃらないという会社は、「そういう人はいないからうちの会社は関係ない」と他人事として捉えがちですが、実は違う!のです。
たとえば・・・上のやり取りのように、
①よく、「変だと思ったら早めに声をかける」というけれど、何をもって「ちょっと変だ」と捉えたらいいのか
②「声をかける」時の適切な言葉は?
③「受診を勧める」って、いったいどの病院がいいの?
こういったことが今の時点で具体的にされていないと、「早めに対応することが重要」なことはわかっていても、実際の言動につながらないのです。「もっと早く手を打っておけば・・・。」にならないために。
西遠労務協会では、2月8日に、精神保健福祉士・認定心理士である(有)P.S.Wネットワーク・コミュニケーションズ チーフカウンセラーの高橋秀明さんをお迎えし、「『うつ病』対策セミナー」をおこないます。
私自身が聞いてみたい、他では聞けない具体的なことを、インタビューの形式で容赦なく!?うかがっていきます。もちろん参加者の皆様からのご質問も大歓迎。
詳しくはコチラをご覧ください