北見昌朗先生の新刊『消えた年収』・・・日本の給与は10年間でこう変わった!

8月 29th, 2009

 次々と新しい著作に挑戦する名古屋の北見昌朗先生ですが、8月8日、『消えた年収』という本を出されました。

 

 国税庁から毎年、年末調整の結果が発表されますが、ここ10年間のその推移を、北見先生が見やすいグラフにされ、解説がなされています。

 

 ズバリ賃金のHPで、その一部をご覧いただけます。

    http://www.zubari-tingin.com/post-1.html#top

 

 

 また、北見先生ご自身が、動画で本の紹介をされています。

     http://www.zubari-tingin.com/
 

 

 それにしても、日本の賃金の実態が、こんなだったとは・・・オドロキです。

名古屋の北見先生の勉強会に行ってきました

8月 24th, 2009

 昨日は、名古屋の北見昌朗先生の事務所で、1日勉強会がありました。

 テーマは人件費・業務改善。

 いつもながら、先生の、まさに中小企業の経営を考えた発想・情熱・実行力には感嘆!でした。

 

 

 また今回は、愛知県でおこなった中小企業への緊急アンケート

  ・今年昇給したか、いくらくらい昇給したか

  ・今夏の賞与はいくら払ったか

  ・休業の実施や助成金受給の状況

  ・賃金カット、人員削減はおこなったか   等々

 

の結果も発表になりました。

 

 静岡県西部の賃金支払い状況は、前回西遠労務でおこなった賃金調査で、愛知県と非常に良く似ていることがわかっています。(産業構造が似ているからですね)

 今回学んだこと、それから緊急アンケートの結果は、西遠労務でも秋に予定していますセミナーで、参加者の皆様にご紹介させていただきたいと思っております。

 

 帰りには名古屋駅のJR高島屋の飲食街で、賃金コンサルタントの友人達と定食を食べてきました。味噌カツ・エビフライ・鳥手羽・きしめん・ごはんの定食で、990円!名古屋名物を全て食べた気分。

 頭も、心も、もちろんおなかも満たされ、浜松に帰ることができました。充実した日だった!!

「社員満足度No.1、未来工業(株)」の提案制度とは

7月 19th, 2009

   商工会議所主催の視察研修会で、岐阜の「未来工業」を訪問してきました。

  そして創業者である山田昭男相談役のお話をうかがうことができました。

 

 

  未来工業といえば、

 

  「年間140日以上の休日」

  「残業ゼロ(もちろんサービス残業もナシで、残業をすると罰金)」

   「一日の労働時間はわずか6時間45分」

  「年末年始休暇は連続20日間 (不況で操業停止しているのとは訳が違います)」

  「育児休業3年間」

  「5年に一度、全額会社負担で海外社員旅行」

  「定年70歳、しかも60歳以降も賃金が下がらない」

  「営業ノルマ無し」

 

 という、驚くほど社員に優しい会社。雑誌にもたびたび登場し、国内だけでなく海外からの見学者もとても多い、そんな会社です。

 

 ところが、こんなにすごすぎる労働条件なのに、2008年3月期の営業利益が40億(営業利益率12.6%)とのこと。どこにその秘密があるのだろう、と、とても興味深い訪問でした。

 

 こういう場合考えられるのが、すごい技術がある、つまり商品力がとびぬけているというケース。けれど未来工業で作っているのは、住宅用のスイッチボックスなど、素人目には「なんということはない」品物(あくまで素人目には、ですが)。確かに会社は特許や実用新案、意匠登録を非常にたくさん持っているという事なのですが、それにしても似たような商品がすぐに他社でも作れそうな・・・。この労働条件と利益には、失礼ながらどうも納得がいきません。

 

 じゃあ、他の会社とどこが違うのだろう、そう思って社内を見回すと、そこかしこに大きく書かれているのが、

 

  「常に考える」

 

という言葉。そして機械をはじめいろいろな場所に 「改善提案実施箇所」 のシールが貼られています。そう、未来工業では、社員が自分で考え工夫することがテーマであり、その表れとしての「改善提案制度」が会社の大きな特色になっているのです。

 

 多くの会社で取り入れられている「改善提案制度」。特に製造業にうかがうと、社内に個人別提案数が張り出されているのをよく拝見します。けれどなかなか提案が出ず、機能していない場合も多いのではないでしょうか。ところが未来工業の年間提案数は、昨年は800人で13315件。一人当たりの平均が16.7件だそうです。

 「アイデアを出すだけではダメ、実際自分が改善した報告を出すこと」となっている改善提案制度も多いと思いますが、未来工業では「アイデアを出すだけでよい」のだそうです。だから、みんな思いついたことを気軽に提案できるんですね。

 

 そしてユニークなのはその報奨制度。出された提案は提案委員によって審査されるのですが、どんな提案に対しても「参加賞」として500円が支給されるんです。「社員自身が考え、提案すること」を会社がいかに大切にしているかがわかりますね。

 

  自分達で考える、アイデアを出す、ほめられる、そして実際それが取り入れられて会社が変わる。未来工業の社員達は、その繰り返しで「もっともっと、会社のために頑張りたい」と思うのだと感じました。

 

 

 扱っている商品は「飛びぬけてすごいもの」でなくても、いつも考え、工夫し続ける、それこそが未来工業の商品力、すごさの秘密!それが理解できて、とても充実した企業訪問でした。  

うつ病、増えています 

6月 10th, 2009

 昨日の静岡新聞、トップ記事は「心の病 労災認定269人  3年連続最悪 県内7人」 というものでした。

   

 うつ病などの精神疾患の労災認定、2008年度の静岡県内の数字は

  ・請求    19件

  ・支給決定  7件

 

となっています。

 

 私も社会保険労務士という仕事がら、企業からのご相談を受けたり、書類の手続をしたりします。そこで感じるのは、「うつ病のかた、本当に増えたなあ・・・」

 もちろん、「仕事が原因」となるのは、心の病のごく一部。多くは業務外、健康保険適用となっています。

 けれど、具合の悪い方が出ると、企業にとっていろいろな問題が・・・。

 

 

 一番大切なのは、やはり「発生を防ぐ」こと。

 

 精神疾患の発生を防ぐためにはもちろん当人自身の対策も必要ですが、会社の中では「周りの様子にも気を配る」こと、つまり周りへの配慮が重要です。

 今企業では、皆自分の仕事だけで精一杯、他の人の様子まで気にしていられない、そんな状況かもしれません。けれど部下や同僚への配慮は

    ・部署として、会社として良い仕事を仕上げる

    ・会社の中で仕事をする中での一人ひとりの達成感

 どちらの面から考えても、とても大きなポイント。この部分の大切さに、ぜひ気付いていただきたいと思っています。

  

 今週は私も、メンタルヘルスの研修をします。 企業の皆さん、「手を打っておかない」「何もやらない」のはマズイです!「うちも研修をやってみようか、どうしようか」と思われましたら、お声をかけてください。

豚インフルエンザと休業手当

5月 1st, 2009

 豚インフルエンザの話題が大きくとり上げられています。

 今日は、食品製造の顧問先から豚インフルエンザと休業手当についてのお問い合わせをいただきました。

 

 従業員が豚インフルエンザにかかったとき、またはその疑いがあるとき、会社には休業手当の支払い義務があるかどうか、です。

 

基本:

   ・従業員を会社都合で休ませたときは平均賃金の60%以上の休業手当を支払わなければならない

   ・本人が自分の都合で休みを取ったときは、会社は休業手当支払いの義務はない

 

豚インフルエンザについての対応:

   ①豚インフルエンザだとわかった場合は、伝染を防ぐため、社員は会社に出てこられない

    ・・・国の決まりによるので、会社は休業手当支払いの義務無し

      有休もしくは欠勤となる

   ②豚インフルエンザというわけではないが、念の為会社が命じて休んでもらう

    ・・・会社都合なので休業手当支払いの義務有り

   ③豚インフルエンザの「疑い」がある場合

    ・・・この場合の対応は、現時点でははっきりしていない (県の災害対策課及び監督署の安全衛生係に問い合わせました)

 

③のケースについて、今の時点ではっきりしたお答えをお伝えできず、申し訳ありません。

また、もしも今後企業に何らかの対応が必要になるのであれば、皆様にはその都度お伝えしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

労働保険料、過大徴収・・・今日の朝刊より

4月 23rd, 2009

 今朝の各新聞に報道された「労働保険料のメリット計算の間違いによる過大徴収」の記事、皆様ご覧にになりましたでしょうか?

 

 労災保険の保険料は、企業ごとの労災発生率によって最大40%を増減される仕組になっています。(小規模の事業所は適用外)

 今日の報道では、厚生労働省のシステムプログラムミスにより、本来メリット制度の対象になっているにもかかわらず、対象外となっていた事業所があったとのこと。全国で徴収し過ぎが1,144事業所で1社あたりの金額がなんと64万、最大では700万!! また徴収不足も236事業所あったのだそうです。

 

 さっそく県に問い合わせをしてみました。

 その結果、該当事業所には、昨日すでに連絡を入れているということがわかりました。ですので、今だもって連絡の無い事業所は、正しく徴収されていたと考えていただいてよさそうです。

 

 みなさま、ご安心を。(というか、返還があると憤慨ながらもちょっとうれしかったかも・・・すみません、不謹慎?)

 

 なんにしても、またまた注目されてしまった厚生労働省でした。

休業時の教育訓練、研修報告書をいただきました

4月 23rd, 2009

 中小企業雇用安定助成金を使った休業時に、教育訓練をして6,000円の上乗せ助成金を受給してらっしゃる会社も多いと思います。

 

 この教育訓練は、皆様ご存知のように、

   ①1人1日 6,000円の上乗せ分が受給できる

   ②社員の教育訓練ができる

   ③休業時の社員のモチベーションダウン、スキルダウンを防ぐことができる

と、とっても大きな意味をもつ、ぜひ実行していただきたいもの。

 

 私もご依頼をいただき、会社にうかがって全社員向けのコミュニケーション研修、また管理職向けの研修などさせていただいています。

 その中で先週管理職研修をさせていただいた会社から、研修後の「研修報告書」が送られてきました。

 

 「すぐに業務に反映させる。」

 「部下とのやり取りだけでなく、お客様との対応にも活かせる」

 「会社が変わるよう、活かす」

 

など、とってうれしいお言葉をいただきました。皆様ありがとうございます。

 

 けれど、私が感心したのは、その報告書の書式。

 とにかく助成金がらみなので、「どんな研修でも」というわけにはいきません。「助成金の対象になる研修なんです」ということが少しでもわかるように、報告書も工夫。なるほど、そうだなーと思いました。総務の方の工夫でしょうか。うん、あの方なら。

 

 

 明日はまた、製造業の休業が多い金曜日。別の企業で一日研修をさせていただきます。どんな皆さんとお目にかかることができるのか ・・・ 楽しみです。

「これが“育て”の極意!!」 面談サイトへの投稿ですが

4月 1st, 2009

 今日は4月1日、新年度の初日。

 

 面談サイトの方ですが、昨夜「プロフェッショナル」を見て思ったことを書きました。

     http://www.mendan.jp/    

 

 今日から入った新入社員にも、そして皆さんの部下にも、ググッと成長してもらいたいですね。そのための「育て」の話です。ぜひご覧ください。

 

人件費見直し策セミナー 1回目を開催しました。次回は4月8日です。

3月 27th, 2009

  昨日は「今だからできる 人件費見直し策セミナー」の第1回目でした。

  期末のお忙しい時期にもかかわらず、たくさんの皆様にご参加いただきました。ありがとうございました。

  

  今回のセミナーでは

    ① どこをどうやって見直すか(具体策)

    ② 今だからこそ、やれること、やっていただきたいこと

    ③ 見直しの際にこれだけは気をつけていただきたいこと

以上3点がポイントだったのですが、皆様とても熱心に耳を傾けてくださり、私もかなりノッてお話しをさせていただくことができました。

 

  「人件費見直し策セミナー」は以下の要領で2回目(同内容)を開催いたします。この時期、是非皆様にご提供させていただきたい内容です。昨日都合でおみえいただけなかった皆様、参加をお待ちしております。

 

日 時:21年4月8日(水) 13:30~16:30

場 所:浜松労政会館(浜松商工会議所7階)

受講料:1名様15,750円 (ただし顧問先様は3,000円)

講 師:西遠労務協会代表 山口悦子

※ 詳しい内容のお問い合わせは「西遠労務協会 TEL:053-436-1033」までお電話いただければDMをファックスさせていただきます。

 

≪昨日いただいたお言葉の一部≫

■とてもわかりやすいセミナーでした。労務関係のセミナーは初めてでしたが参加してよかったと思っています。やってみようと思った対策は多くあります。

  ⇒ 山口より:ご参加ありがとうございました。「わかりやすさ」をモットーとしておりますので、お言葉とてもうれしいです。

■大変役に立ったと思います。もう少し詳細まで聞けたらもっと良かったかなと思いました。

  ⇒ 役立てていただけそうでよかったです。時間の関係で、全部を詳細にご説明することはできず、申し訳有りませんでした。セミナー参加者の皆様には、お問い合わせいただければお答えをさせていただきますのでご利用ください。

■人件費対策として今後の検討の参考になるものが色々とありました。ありがとうございました。

  ⇒ 参考にしていただけそうとのこと、なによりです。

■人件費見直しの内容では、具体的に金額にまで踏み込んでくれたのでわかりやすかった。

  ⇒ 申し上げた金額を参考に、御社にあわせてお使いいただければと思います。

■ すでに今おこなっていることの良し悪し、これから手をかけるべきところの必要性、大変参考になりました。特に今の時期に就業規則など常には手のつかない労務に手がけたいと思います。

  ⇒ すでに対策をとっていらっしゃるのですね。また、おっしゃるように、この時期だからこそできること、あると思います。この時期を乗り切る、とともに前向きに活かしたいですね。

■このテーマは最も大切な人事にかかわる内容ですから、社員の立場で最大限理解していただく説明の必要性と経営の決断の両方の要領が求められることを承知しながら最終的には勇気ある意思決定が求められることになる。社員との信頼関係が崩れると後の経営の現実がより難しくなるゆえに、慎重さと用意周到さが最も求められると感じております。

  ⇒ 説明の必要性と経営の決断の重要性、おっしゃるとおりだと思います。 ほんとうにこんな時期だからこそ、信頼関係を大切にしたいですね。

■なるべく人件費の見直しを少なくしていきたいが、内容はとても参考になりました。

  ⇒ その企業様の状況に応じて、ご提案内容をお使いいただければと考えております。「とても参考になった」とのお言葉、ありがとうございます。

■短く感じた3時間でした。まだまだ見直しを検討する。ただし職員の気持ちを大切にという部分で胸が痛みました。全員で向上心、ベクトルを合わせるのは難しいものです。

  ⇒ ○○様の職員さんへのご配慮を強く感じました。西遠労務では「法律」「経営」そして「人の気持ち」という3つの視点で労務管理を考えております。向上心、ベクトル合わせを大切に、というお言葉、そのとおりだな、と感じました。またお力にならせていただけそうなことがありましたら是非ご相談ください。

■経営者から従業員への説明、コミュニケーションがかに大切なのか、再確認できました。

 ⇒説明、コミュニケーション、西遠労務でもとても大切にしている部分です。最終的には「人」と「人」ですよね。お言葉ありがとうございました。

 

等々。皆様とのやり取りから、私も今回も多くのことを学ばせていただきました。ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 

  

 

「人件費見直し策 セミナー」のお知らせ

3月 23rd, 2009

 3月26日(木) 13:30~16:30  

 4月8日(水)  13:30~16:30

 

 浜松労政会館(浜松商工会議所7階)において「人件費見直し策 セミナー」を開催します。

 

 

 今多くの企業は、昨年秋からの大幅な売上ダウン、収支悪化に苦しめられています。

 こんな大変な時を、どう乗り切っていったらよいのか、今回のセミナーでは、粗利の半分を占める人件費にスポットを当てます。

 

 人件費は、一律に削ればよい、というものではありません。いくら大変なときとはいえ、やはり増やすべきものは増やす、そしてその原資をどうにかしてつくらなければなりません。減らさざるを得ないものは減らして、つまり、より効果的なお金の使い方をするべきです。

 

 「この大変なときを乗り切って、次に備える」ために、どんな施策をとるのか、具体的なご提案のセミナーです。

 

 

 より詳しい内容は、053-436-1033 西遠労務協会  までお問い合わせください。